【開発者インタビュー】旅の荷造りを、驚くほど軽やかに。4 SPRINGの新作「かる旅圧縮バッグ」

4 SPRINGに宿る商品企画の情熱
信用金庫勤務を経て、アパレルや化粧品のECサイト立ち上げに携わり、以来数多くの商品企画を手掛けてきた前島。数字や流行に流されるのではなく、「使う人の一日」を思い描きながら商品を生み出す姿勢は、今も変わりません。今回は、4 SPRINGの新作「かる旅圧縮バッグ」誕生の舞台裏と、前島が大切にする“妥協なきユーザー視点”について話を聞きました。
「その商品、自腹で買いたい?」企画の原点にある問い
――企画段階で、特に大切にしている考え方はありますか?
前島: 必ず自分に問いかけるんです。「この価格で、自分なら本当に買うだろうか」と。安さを追い求めて旅の快適さや安心感を損なっては意味がありませんし、いくら高品質でも高すぎれば手に取っていただけない。だからこそ「ユーザーに必要な機能を、適正な価格で届ける」そのバランスを常に探しています。 ― 前島
――市場には安価な圧縮袋もありますが、4 SPRINGならではの強みは?
前島: 「とりあえず荷物を圧縮できればいい」では終わらせたくないんです。何度使っても壊れない安心感、忙しいときでも直感的に扱える操作性、そして触れた瞬間に伝わる心地よさ。開閉のしやすさ、縫い目の補強、素材の選定など、小さな工夫を積み重ねることで「これなら信頼できる」と感じていただける商品価値につながると思います。 ― 前島
旅のストレスをゼロにする設計思想
――新作の「かる旅圧縮バッグ・キューブタイプ」について教えてください。
前島: 旅は楽しい時間ですが、「もっとスムーズにできたら」と感じる瞬間もあるはずです。そこで開発したキューブタイプは、大きく開く構造を採用しました。開口部が大きいため、かさばるアウターやボトムスも、小さく畳む手間なくスマートに収めることができます。 ― 前島
(動画差込)
また機内持ち込みサイズのスーツケースにぴったり収まるサイズ感で、スペースを無駄なく活用できます。耐久性と軽さを両立させるため摩耗に強いナイロンを厳選し、開閉のしやすさも細部まで調整しました。このバッグに必要なものをまとめれば、準備から移動まで、身軽に旅を楽しんでいただけます。
真逆の視点が磨き上げる、4 SPRINGらしい商品開発
――チーム開発の強みはどこにありますか?
前島: 今回一緒に開発した佐藤は「細分化して整理したい」タイプ。私は「とにかく全部まとめたい」タイプ。発想は正反対ですが、その違いが多様なユーザー像をカバーできるんです。互いに妥協せず意見をぶつけ合うことで、商品はさらに磨かれていきます。これこそが、4 SPRINGのスタイルだと思います。 ― 前島
旅そのものをデザインするブランドへ
――最後に、ユーザーへ届けたい想いをお聞かせください。
前島: 4 SPRINGは、単なるモノづくりのブランドではありません。私たちが目指すのは、「旅という体験そのものをデザインすること」です。かる旅圧縮バッグは、その第一歩。このバッグをきっかけに「もっと気軽に旅に出かけてみよう」と思っていただけたら、本当に嬉しいですね。 ― 前島
